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毎日新聞さんよ、ちょいとこの書評は酷いんじゃないか?

昨日の朝刊に載っていた、岡田尊司氏著「脳内汚染」の書評(鹿島茂氏)の内容

本を読んでないのでどの程度傍証が載っているか判らないが、この書評を読んだ印象としては「ゲームやインターネットは悪である」というのを大前提として論を組み立てている感がある。科学的な検証を行っているかのように書いてあるが、統計データは載っているのだろうか。脳内麻薬が悪影響を与えるらしいのだが、ゲームやインターネット以外(運動とか)でも脳内麻薬は出るのだが、それらとどういった差があるのか具体的な数値は載っているのだろうか。書評を読んで、そういう方向で読んでみたいと思わされたのはあまり経験が無い。

本書は、日本が直面している社会現象、すなわち、キレやすい子供、不登校、学級崩壊、引きこもり、家庭内暴力、突発的殺人、動物虐待、大人の幼児化、ロリコンなど反社会的変態性欲者の増大、オタク、ニートなどあらゆるネガティヴな現象を作りだした犯人が誰であるかをかなりの精度で突き止めたと信じるからだ。 (書評冒頭より)

まず大前提として挙がっている上記の「ネガティブな現象」というのが、昔と比較してどうなのか?例えばよくテレビなどで言われる「最近は少年犯罪が増えている」という論調というのはこちらのサイトの記事が非常に判りやすいが、データで見れば終戦後から現在までで見ると、少年犯罪件数は減少しているというのが一目瞭然だ。ちょうど年末にニュースジャパンでそういう趣旨の報道がなされていたそうな(「九龍的日常」さんでどういった内容だったかをうまくまとめているのでご参照あれ)つまり、「何が原因だ!」という犯人探しをする以前に、現在の状況というのが別に特異なわけではないということだ。幼女レイプなんざ1960年代は今の10倍くらいあったらしい(少年犯罪データのWikiを見つけたのでこちらもご参照あれ)

追い討ちをかけるように今日の夕刊にまでこの書評のことを取り上げて「まだ(この本を)読んでいないのだけど、書評を読んだだけで背筋が寒くなった」なんて書いてるわけだ(しかも署名記事ではなく「近時片々」という記者の雑感を述べるようなところで)何を根拠も無いのに扇動してるんだ。せめて読んでから書け!まぁ私もまだ読んでないから、これ以上本の内容についてあれこれ言うのはやめておく。が、ちょっとこの書評は酷いだろ。あまりにも根拠の無い論調に過ぎる。最近ほんと変だぞ、毎日新聞さんよ。

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