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[書評]岡崎太郎氏「夢は、無計画のほうが実現する」

夢は、無計画のほうが実現する
岡崎 太郎
梧桐書院
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[購入のきっかけ]
会社を辞めることを上司に告げた翌日に、池袋ジュンク堂で巡り合った一冊。タイトル買い。会社を辞めた自分の決心が、間違ってないんだと勇気付けられた1冊。

[概要]
学歴なし、家柄なし、コネなしで起業した岡崎氏が、稼いでは失い、また稼ぐを繰り返す中で学んできた、人生にとって必要なことを書いた1冊。

[目次]
プロローグ
第1章 現状を嘆くな、現状に満足するな
第2章 人生は、波風を立てながら突き進め
第3章 「ラク」ではなく「楽しい」を選べ
第4章 思いっきり「常識がない人」を目指せ
第5章 姑息な戦略を捨て、夢と志を持て
エピローグ

[感じたこと]
岡崎太郎氏は、自称「学歴も家柄もコネもない地方のお兄さん」。稼いでは失くし、また稼ぐ・・・という経験を繰り返してきたそうです。「人生にとっ て必要なのは、決して諦めない粘りと、自ら変化を起こしていく勇気である。」という言葉は、そういった苦労を重ねてきたからこそ言える言葉だと思う。

私が勤めていた会社の社訓は「挑戦する勇気 行動による証明」というものだった。毎朝唱和しているので、この言葉は恐らく全社員の頭の中に叩き込まれている。しかし、こんなこと、できていれば毎日唱 える必要はないはず。できていないから社訓として掲げられているのだと、幾度と無く実感させられた。挑戦していない。行動できていないのだ。しかし、組織 の中にいたら、それは難しいことだとも思う。特に、責任も権限も与えられていない状態では。

文中で引用されていた、マックス・デプリー「響き合うリーダーシップ」の中に紹介されている「会社員に与えられるべき権利」について、ここにも引用する。

1.組織にとって必要とされる権利
2.個人の多様性が認められる権利
3.組織に関与することの権利
4.心のつながりを感じる関係を持つ権利
5.組織の目的や戦略を説明してもらえる権利
6.報酬や評価制度や就業規則または就労環境などを決定する際のプロセスに関わる権利
7.組織の課題とリスクといった情報を共有する権利
8.組織に抗議する権利
9.思うままに情熱を注げる権利

果たして自分がどれだけの権利を行使できていたか。隷従することを自ら選択し続けていただけではないか。

以前、上司に「会社へのロイヤリティが下がってます」と言ったら、「会社にぶらさがってちゃダメだぞ」と言い返された。自分は全くそんなつもりはな かったので、そういうことを言われてしまうこと自体に驚いた。どれだけ一生懸命努力をしていても、結果が出なければ努力をしていないのと同じこと。プロセ スを評価されることはない。そんなことは判っていたつもりだったが、結果が出ないことを自分以外の誰か(何か)に、いつの間にか責任転嫁していた。会社に 振り回されている、と嘆いていた。

全ては自分が選んだ結果。

全ては自分の言動・行動が招いた結果。

組織に必要とされないのも、多様性が認められないのも、組織に関与できないのも、心のつながりを感じられないのも、組織の目的や戦略を説明してもらえないのも、課題やリスクなどの情報をナレッジしてもらえないのも、抗議に耳を貸してもらえないのも、情熱を注げないのも。

全ては自分が選んだ結果。

全ては自分の言動・行動が招いた結果。

それでも組織の中にいれば、毎月給料がもらえる。守ってもらえる。上司からの嫌味や多少の思い通りにならないことを我慢すれば、安定した生活を続けられる。

そうして、組織の中で腐っていく自分が許せなかった。お前は会社に必要とされていないと面罵され、それでもその組織の中で頑張っていこうとは思えなかった。

様々な選択肢があった。社内で別部署への異動。転職。独立起業。でも、どうせなら最も困難な道を選んでやろうと思った。本当の意味で全てが自分の責任となる世界に身を投じてみたくなった。人生一度きり。もっと楽しく生きたいと思った。

そういう決心が間違っていなかったと、この本を読んで勇気付けられた。計画より大切なのは、私の決意。

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