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勇気ある行動を賞賛するということ

東日本大震災から3日目の今日、糸井重里さんからTwitterで以下のような呼びかけがあった。

1 「人」と「もの」と「金」が必要になると思います。人とものは、必要な場所に運ぶことにコントロールが要ります。近所のバザーのようになってしまっては困ると思うのです。いまは「道」も足りないのです。金の用意をしましょう。金でさまざまなものをまとめて買えます。
http://twitter.com/#!/itoi_shigesato/status/46757730840621056

2 反発されるかもしれませんが、言います。「金」は、その心が尊いというのもほんとうですが、アルバイトの時給が1000円の時代の「貧者の一灯」は、「小銭」ではないと思います。寄付の相場を、いま上げるべきじゃないでしょうか。かなり大事なことだと思うのです。
http://twitter.com/#!/itoi_shigesato/status/46763786685784065

3 お金のことを言うのはむつかしいですが、続けます。お祝いだとか、お悔やみだとかにも相場がありますよね。今回、たとえば、「じぶんひとりを3日雇えるくらいのお金」と考えたら、どうでしょうか。はっきりとした「実力」になると思うんです。
http://twitter.com/#!/itoi_shigesato/status/46765376910004224

4 さまざまな角度から、反論も攻撃もくると思いながら言ってます。気に障ったら、ほんとうにごめんなさい。いわゆる小額の寄付について、企業や組織でやったことのある人はわかると思うのですが、経費のほうがかかるくらいになることが多いのです。キャンペーンより、実効がほしいので。
http://twitter.com/#!/itoi_shigesato/status/46766955247570944

5 じぶんなりに、いろいろ考えてみての提案でした。せいいいっぱいやれることを考えて、この言いにくいことを言いました。明日、会社でもこのことについて話しあってみます。分かってくださった方、ほんとうにありがとうございました。泣きそうです。
http://twitter.com/#!/itoi_shigesato/status/46771855838814208

6 日本赤十字社のことを念頭にいれて、語っていました。じぶんたちが、集めるようなことはしません。
http://twitter.com/#!/itoi_shigesato/status/46772662093086720

どう感じただろう? 感じ方は人それぞれだと思う。私は糸井さん宛てにMentionを入れて、次のようにつぶやいた。

Itoi

http://twitter.com/#!/k_takanon/status/46768758542446593

私は糸井さんの意見を「正しい」と思った。でも同時に「たぶん反発を食らう」と感じた。糸井さん自身が覚悟しているように。たぶん糸井さんの元には「小さな善意を無視するつもりか!」といったMentionがたくさん届いているのではないかと思ったのだ。


以前、とある全国組織のトップから聞いた話。「組織の中で役職が上がるのは、山を登るのと同じようなものだ。麓にいるうちは、道は平坦だし、木も生えていて風を遮ってくれる。ところが、登れば登るほど傾斜はきつくなり、風も吹きさらしになる。でも下にいるうちは、上の苦しさには気づかない」

雑談の中でポロッと出た本音だったと思う。この話を聞いた時ぼくは、この人はこれまでどれだけの批判に晒されてきたのだろうとゾッとした。全国約1万社の販売店協会。つまり彼の下には「1万人の社長」がいるのだ。

同じ商材を扱う会社の集まりだから、周囲は全員ライバルだ。足を引っ張ろうとする人もいる。ワガママな人も多い。「会社」という組織に守られたサラリーマンではないから当然だ。その組織のトップが、どれだけ冷たく強い風に晒されているかは、当人しか判らないだろう。

恐らくその人が及ぼす影響力の大きさに比例して、批判も厳しくなるのだろう。影響力が大きいほど、少しのミスも許されなくなる。Twitterの場合、その影響力はフォロワーの数だ。つまり、フォロワーが多い人は、それだけ厳しい批判を受ける可能性が高くなる。

価値観は人それぞれだから、全員一致で「それは正しい」と思うことは殆ど無いだろう。文字を入力するという行為そのものは簡単だけど、多くの人から反発があることを覚悟の上で発言をするには勇気がいる。その発言への反発で、影響力を失うかもしれない。

フォロワーが多ければ多いほど、反発は激しくなる。でも少しでも多くの人が、自分の信じた正義に賛同し行動してくれればいいと、覚悟の上で発言するのだ。慣行を崩すとか、常識を破ることというのは、膨大なエネルギーを要することなのだ。

もしかしたら勇気ある行動が、批判の声に負けてしまうかもしれない。心が折れてしまうかもしれない。向かい風に逆らい続けるのはとても辛いこと。だからこそぼくは、「良い」と思った発言には、素直に、強めに、賛意を表したい。負けないように。折れないように。

この価値観を他人に押し付けようとは思わない。「正しいこと」「いいこと」というのは人によって違うから。「私が」いいことだと感じた、それだけの話。


ちなみに今現在、日本赤十字社の義援金受付は調整中。だから私は、すぐできることとして@niftyから募金を行った。既に@nifty会員なので、登録は必要ないからだ。日本赤十字社が受付を始めたら、改めて募金しようと思う。

Yahoo!は既に億単位で寄付を集めているようだが、別途ウォレットへの登録が必要なので見送った。GREEやグルーポンなど他社でも義援金は受け付けているが、この機に個人情報を登録させたい、会員を増やしたい、という意図が見える気がするので避けた。善意からの行動だと信じたいが、過去に信じられないような行動を行っているのも確かだからだ。日本赤十字社へ直接なら確実に困っている人へ善意が届く。

狼少年が本当のことを言っても誰からも信用されない。日ごろの行いが大切。

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