備忘録

4月に読んだ本

稲盛和夫「敬天愛人」
山田真哉「食い逃げされてもバイトは雇うな」
山田真哉「『食い逃げされてもバイトは雇うな』なんて大間違い」
渡邉美樹「使う!論語」
竹内薫「99.9%は仮説」

日経ビジネス2008年4月7日号
日経ビジネス2008年4月14日号
日経ビジネス2008年4月21日号

4/1より日経新聞購読開始。毎日新聞とあわせ毎日2紙購読に。

[反省点]
目標10冊に対し半分しか読めなかった
自転車通勤により通勤時間が使えなくなるのは判っていた
土日に読書時間を作るべきだった
書評も全然書けていない

現在購入済み未読が31冊山積み中・・・。

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稲盛和夫「稲盛和夫の実学―経営と会計」

稲盛和夫の実学―経営と会計(Amazonリンク)

ロングセラー。書店で文庫本を見つけたので、電車の中で読む用に購入。以前アメーバ経営―ひとりひとりの社員が主役を読んだが、こちらはそれより8年前に書かれた、言ってみれば稲盛流入門編。稲盛さんの哲学と信念が経営に盛り込まれていることがよく判る。帯の「会計が判らんで経営ができるか!!」に深く同意。

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立川志の輔「ピーピングしのすけのふしあなから世間」毎日新聞コラム

思わずうなってしまった。そのまま引用します。

つもり違い十二ヶ条

高いつもりで低いのが教養
低いつもりで高いのが気位
深いつもりで浅いのが知恵
浅いつもりで深いのが欲望
厚いつもりで薄いのが友情
薄いつもりで厚いのが面皮
強いつもりで弱いのが根性
弱いつもりで強いのが自我
多いつもりで少ないのが分別
少ないつもりで多いのが無駄
長いつもりで短いのが青春
短いつもりで長いのが老後

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河内孝「新聞社―破綻したビジネスモデル」

新聞社―破綻したビジネスモデル(Amazonリンク)

毎日新聞社の常務取締役を退任した方による、業界の実態と今後への提言。新聞社はどこも上場していないので、経営実態が見えづらい。それを内部にいた人が判りやすく説明してるから、非常に面白い。一気に読んでしまった。

「世界に冠たる戸別配達網」を維持するために世界で群を抜く購読料になっているとか、販売店に「残紙」とか「予備紙」という名目で余分な部数を送っ てそれも発行部数にカウントしてるとか、だから社長ですら実売部数は知らないとか、広告売上は30年前の水準にまで落ち込んでいるとか、実は新聞・テレ ビ・ラジオを同一事業者が所有するのは原則禁止されている(省令が完全に有名無実化している)とか・・・他人の揚げ足取ったり重箱の隅突付いたり袋叩きに してみたりする前に、自分たち自身のこと書いてみな、と思ってしまった。

自分達は偉いと勘違いしてアグラかいてるような連中は、いずれ自然に淘汰されるだろうから今は生暖かく動向を見守っていたいと思う。大連合画策してコソコソ動いてたあの人とかね。

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長嶺超輝「裁判官の爆笑お言葉集」

裁判官の爆笑お言葉集(Amazonリンク)

最初に断っておくと、別に爆笑はしなかった。
が、「ニヤリ」はできると思う。

オビにも載ってる、有名な裁判でのヒトコトを引用。

「しっかり起きてなさい。また机のところで頭打つぞ」
オウム真理教の元教祖・松本智津夫の公判。
教団の元幹部に対する証人尋問中に大あくびをする被告人に対して。

情景がものすごくリアルに思い浮かんでしまった。

この本に載っているような面白いヒトコトや、感動する言葉、ツッコミ、説教など は、どんな裁判でも語られているわけじゃないだろう。無味乾燥な判決文を読み上げるだけという場合も、いや、そういう裁判がむしろ普通なんじゃないかと思 う。こうして本になるくらいだし、それがまた結構売れてるみたいだし。

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江副浩正「リクルートのDNA」

リクルートのDNA―起業家精神とは何か(Amazonリンク)

以前読んだことあったっけ?と思ったら「かもめが翔んだ日」だった。リクルート事件周辺が薄くなり、創業期の苦労話や創意工夫が厚くなっているという感じ。創業期のDNAがそのまま、いや、さらに発展した形で受け継がれているとしたら、リクルートが本当に強い会社だというのが納得できる。

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藤原和博「新しい道徳」

新しい道徳(Amazonリンク)

あんまりやらない著者名買いをした一冊。元リクルートで現在は公立中学の校長という経歴の藤原和博氏が、どんな「道徳」論を展開しているか非常に興味を感じて思わず購入。結論から言うと、非常に面白かった。

身近にずっと教職をやってきた人がいるが、その生きてきた世界の中だけで判断しているので、民間で仕事をしている立場からすると何を言ってるんだ、 と思ってしまうことがある。逆にその立場でないと判らないこともきっとあるのだろう。藤原氏はどちらの立場も経験しているわけだから、その言葉に重みがあ るし説得力もある。こうした意見が少しでも多くの教育の現場に取り入れられるのを祈るばかりだ。

中学校で習う主要科目(英数国理社)の総授業時間は年間400時間だそうだ。中学生の平均TV視聴時間が1日2時間15分(ベネッセの調査)だか ら、年間800時間を軽く越えている。こうして数字で比較されると判りやすい。そりゃTVの影響が大きくなるに決まってる。「だからTVが悪い」のではな く、「そういう現実をまずは理解しよう」と言っているのがいい。

「総合学習」についての話題も面白かった。アンケートで7割の教師が「総合学習は不要」と回答しているのに対し、「総合学習を教えられない教師が7 割もいるということだ」とバッサリ。我々の世代は知識を詰め込み正誤を試験するような教育をずっと受けてきた。そういう詰め込み教育の成果のみを「学力」 とするから、「ゆとり教育で学力が下がった」という主張がまかり通るのだろう。総合学習は、答えが一つではない、○×を簡単に判断できないことを学ぶのだ という。ちゃんとした「総合学習」を受けている子供達がうらやましい。そういう子供達がいずれ大人になり、次の日本の未来図を描いていくのだろう。

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守屋洋「右手に『論語』左手に『韓非子』」

右手に「論語」左手に「韓非子」―現代をバランスよく生き抜くための方法 (Amazonリンク)

最近「論語」関連の本を次々と読んでいる。自分もかくありたいと思いつつ、でもやっぱり理想論だよなぁ・・・と思うこともある。韓非子の性悪説は、 「人は利益によってのみ動く」というもの。どちらか一方だけではなく、両方をバランスよく取り入れるのがいいのではないか?というのがこの本の趣旨。それ ぞれの名言を、1つにつき見開き2ページづつで解説しており、読みやすい。荀子や韓非子の本も、見つけたら読んでみよう。

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スティーブン・R. コヴィー「7つの習慣」

7つの習慣―成功には原則があった!(Amazonリンク)

正月休みに読み直し。最初に読んだときも大きな影響を受けたが、やはり何度読んでもいい。正月明けて最初の出勤日に、気分も新たにミッションステートメントの見直しをした。手帳にもデスクトップの壁紙にも貼っておいた。

いつも笑顔を絶やさない

どうも自分は集中していると不機嫌そうな顔になっているらしい。パッと言われたことに対し別に何も思ってなくても「ムッとした顔をするな」とか言わ れたりする。深層心理が表に出るのだろうか。笑う門には福来ると言う。いつも笑顔でいることを意識していれば、いずれ自然にそう振舞えるようになるだろ う。きっと周囲にもいい影響を与えられるだろう。そう思って、ミッションステートメントの1番最初に置くことにした。

正しいことをする

一昨年から自分の成長テーマとして「リーダーシップ」を挙げている。「フランクリン・コヴィー氏によると、「マネージメント」は『正しくこなす』だ が、「リーダーシップ」の場合『正しいことをする』とのこと。言われたことを言われたとおりにやることが前者、「正しいこと」という"判断"をした上で行 うのが後者だと捉える。何かことを起こす前には「それは正しいことか?」と自分に問いかけるようにしたい。

緊急な物事より重要な物事

行動する際の、優先順位の判断基準。心掛けているつもりでも、気が付くと重要ではないのに緊急な物事を優先してしまったり。

人の意見に先入観を持たず真摯に耳を傾ける

「先入観を持たず」がポイント。「"どうせ"あいつが言うことだから」とか考えたら、何も得られるものは無い。前にも進まない。

自分ができることを集中して行う

「影響の輪に集中する」ということ。自分の力ではなんともならない(関心の輪)ことを悩んだり、なんとかしようと力を入れるのは無意味。自分ができることを最大限に行う。

愚痴や悪口を言わない

どちらも周囲に悪影響を与える。特に悪口は、いずれ自分に跳ね返ってくる。少なくとも、思っても言わない。

健康維持のため継続的に運動をする

あと5kgくらい体重を減らしたい。ゴルフの練習だけじゃ難しい。自転車通勤を検討中。

(2008.1.21追記)本日より自転車通勤開始。

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日経ビジネス2007.12.24-31掲載記事より

ドキュメント_告白「汚された暖簾」
終わらない話_「食の安全」に潜む非合理

2007年を現す漢字1文字が「偽」になったように、去年は食品業界の偽装表示が相次いだ1年だった。記者会見で経営者が頭を下げる姿ばかりを目にしていたようにも思えるが、いつものことながらマスコミ報道が偏ってるようにも感じていた。

さて実は、この号の日経ビジネスは年末に出たものだが、会社の机の引き出しに入れたまま忘れていたものである。既に次の号が出てしまっているので、空き時間に急いで読んでいた。

上のタイトルは赤福についての特集記事で、下のタイトルは吉野家ホールディングス安部修仁社長が寄稿した巻末コラムである。

どちらの記事にも、文頭に挙げた食品偽装表示に対する偏った報道に、意を唱える文脈があったのが印象的だった。実は今朝の毎日新聞にも類似する趣旨 の記事が載っており、たまたま年末に日経ビジネスを読み忘れていたせいもあって、今までとは異なった方向の記事を、1日に3件読んだことになる。

もちろん嘘はいけないこと。表示の偽装(例えば牛100%の表示なのに、いろんな肉が確信犯的に混ぜてあった)に関しては情状酌量の余地は無いと思 う。しかし、赤福のように「食べ物を捨てるのはもったいない」という考え方に基づく再資源化の工程そのものは、非難されるようなことではないと思う。

たまたま今日読んだ3件の記事。これは今まで偏った方向からの報道ばかりだったマスコミの、揺り戻しなのかな?と思った。

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梅田望夫「ウェブ時代をゆく」

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (Amazonリンク)

ベストセラー「ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (Amazonリンク)」の続編。"Webの進化で世の中が変わる"→"ではどう適応していけばいいのか?"という提案と言っていいだろう。

30歳の時に異動・転勤をし、それをきっかけにビジネス書を大量に読むようになった。東京で様々な人と出会い、自分のレベルの低さや知識の足りなさ を思い知らされ、とにかく勉強しようと思ったのである。本を読むと、過去の叡智が自分のものになったような気がする。考えてみればずいぶん付け焼刃的だ。 読んだばかりの理論・概念を、すぐに使ってみようと試行錯誤したのを思い出す。

知識を持っているのは人間だ。"判らないことは詳しい人に聞け"というが、詳しい人が周囲にいなければ従来は本を読むしかなかった。しかし、ネットの発達で"詳しい人に聞く"ことが非常に容易になった。私は昔、文系人間がプログラミングを覚える過程を記録に残そうとサイトを立ち上げた。"ゲームを自分で作りたい!"と、HSPというフリーのプログラム言語を 見つけ、HTMLの勉強も兼ねて更新を始めた。更新をしながらあちこちの関連サイトを渡り歩き、判らないことを掲示板に質問した。やがて、どうにかゲーム らしきものが作れるようなレベルになり、コンテンツもある程度の量となったとき、自分のサイトの掲示板にも多くの質問が寄せられるようになった。質問への 応対は大変だったが、教えることは復習にもなるので勉強になった。残念ながら今では「ゲームを作る!」という情熱が冷めてしまい、更新しないまま放置状態 となっている。すると当然のことながら、サイトを訪れる人は少なくなっていった。

「(ネットの向こう側に)脳を預けたらそれが膨らんで戻ってくる」というのは、ああいう感覚だったのだろうか。当時はHTMLエディタでガリガリ書 いていたのだが、更新したことを伝えるすべが無いにも関わらず、コンテンツが増えると自然に訪問者が増えていた。そういう意味ではブログは発展的なツール だ。考えてみると、日記を書く程度にしか使っていなかったのがもったいなかったような気がする。多分もっとちゃんと運営すれば、ああいう感覚を、もっと短 い時間で、もっと強烈に味わうことができるのだろう。

仕事上では、重要な情報を隠しておくことで自分の価値を高める(梅田氏の言葉を借りれば"稀少性をコントロールする")ようなタイプの人間の方が周 囲には多い。むしろ会社組織内では多数派かもしれない。情報共有の重要性をどれだけ訴えても、意義を感じてもらえなかったり、情報発信を面倒がられる場合 の方が多い。それでも、信頼できる仲間とブレストした時には、脳が活性化して様々な問題点がクリアになり、良いアイデアも浮かんだように思う。しかし、直 接会わなくても、Web上でそれに近いことは可能なのだ。

今後もたくさん本は読むと思う。ただ読んで終わりにするのではな く、読んで感じたことを形に残して発信していこうと思った。発信することで何がしかリアクションをもらい、そのリアクションに刺激を受け、応えることで、 ただ読んだ以上の何かを得ていきたいと思う。

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本棚

床に平積みしてたのがだんだん邪魔になってきたので、本棚を購入。

P1010006

自分で組み立てるタイプのもので、ドライバーが小さいのしかなかったので結構疲れた。1つで収まるかどうかどうか心配だったが、まぁなんとかなった。しかし、会社にもまだ20冊くらいあるんだよな・・・。

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Amazonリンクしてみた

ここまでズラっと並ぶと嫌味っぽい気がしないでもないが、とりあえず全部一度は読んで面白かった本である。かなり乱読するので正確に何冊読んでいるかはぶっちゃけ判らない。とりあえず今部屋にある本を整理して積み上げたら、3分の1くらいが右に挙げてあるおすすめ本だった。会社に置いてある本や貸したまま返ってこない本を入れるとどのくらいになるやら。

まぁしかしこうやってみると、ビジネス書ばかりだ。小説はあまり読まなくなった。自己啓発モノは意識して避けるようになった。異動してすぐはMBA関係の本なんかを読み漁ったが、実際起こったことを下敷きにした本のほうが面白いということに気が付いた。まぁ概念なんざいくら読んでも頭には入らない。ただ、概念をある程度知った上で実例を目にすると、「そういうことだったのか・・・」と気が付かされるようになる。だから概念を学ぶことに意味が無かったわけではないんだろう。そう思えるようになってきた。

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